度数について①

度数とは、ある音とある音の2つ音の距離(音程)を測る時に使われます。
とっつきにくい内容ですが、これらを理解することで、メロディやコードなどをより学びやすくなります!

例えば「3度下でハモって!」などのやりとりがあっても、即座に対応出来たりもします。
ちなみに僕は鍵盤の図をイメージしてから度数を確認しておりますw



現代、主流の平均律は1オクターブ(例えばド〜次の高いド)を均等に12分割したものです。
なのでスタート地点は変われど、『度数の関係性(距離)』は変わることはありません。

↓ドから次の高いドまでを均等に12分割している(これを平均律といいます)

度数というのは半音単位で刻まれています。半音ひとつ進むと短2度の距離となります。
(音程の最小単位は「半音」)

例えばドと隣の黒鍵のド♯の距離は半音ひとつ分の距離があるので短2度の距離です。
ミと隣のファの音も半音ひとつの距離なので短2度となります。



そして半音ふたつ分進むと長2度(ド→レ、レ→ミなどの動きがそれになります)

長3度は半音4つ分、

完全5度は半音7つ分。。。。

書きながらも何だか混乱してきましたw

※『短』『長』『完全』などについては後述します。



半音単位で覚えていくやり方では非常に時間がかかり、この時点で挫折の文字が脳裏に浮かびます。。。

なのでこういう考え方は僕はあまりオススメしません。
そもそも半音の数と度数が一致してないことが余計にややこしくさせてます。
(例:長3度=半音4つ分、、、、混乱の極み)

↓



ではどのように覚えるかといいますと(僕の解釈ですw)

度数を把握する上で意識していただきたいのは、あくまでダイアトニックスケール(ドレミファソラシド)を基準としているということです。
黒鍵は含まない白鍵の並びですね。

長2度、完全4度などに含まれる数字(2や4)はこのダイアトニックスケールを基準とした距離感(何番目にあたるか)となります。


例えば、ドの完全4度上はファになります。
これをダイアトニックスケールの並びで考えていくと
ド→レ→ミ→ファと4番目になります。

完全4度とダイアトニックスケールの4番目。
「4」という数字の整合性がとれています。



ドを基準とした度数は以下のイラストのようになります。
↓
表にするとこのようになります。

↓
まずはこの関係性をしっかり把握しましょう!
あとはこの基準からどれだけ「ズレているか」で考えればよいだけです。

※「完全」「長」「短」などは後述します。





次にドレミファソラシドを基準として、それぞれ半音上げ下げした場合の度数の変化をまとめてみました。

↓

ダイアトニックスケール(ドレミファソラシド)には『完全』『長』のみで構成されていることがわかります。
そこからズレが生じて初めて『短』『減』『増』などで表されるのです。


このことからも、度数の表記がドレミファソラシドを基準にしているかがご理解いただけるかと思います。



間違えやすいのは、これはあくまで『ド』という音を基準した時のスケール内の各音の距離を表しています。
なので同じダイアトニックスケール内のミ→ソの度数は長3度と完全5度という関係性からは見えにくいものとなっています。


ちなみにミ→ソの距離は短3度となります。
ダイアトニックスケールでは『短』は出てこないはずでは??
これはルートの『ド』ではなく3番目にあたる『ミ』を起点にした距離になるのでこのようになります。

このあたりも詳しく解説させていただきます!



少し長くなりましたので、次回その辺りを詳しく説明させていただきます。
お楽しみに!



※「完全」「長」「短」などは後述します。
→これも次回までには必ず説明させていただきます(汗)

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